鮮魚(なま)街道めぐり その②

江戸時代、銚子や鹿島灘、九十九里などで水揚げされた魚は、舟で利根川を上り布佐河岸に荷揚げされた。そこから鮮魚(なま)街道を通って、馬で松戸の江戸川河岸(全30km)を経由して江戸日本橋へ運ばれた。

今回は ⑦月影の井→⑧浦部百庚申→⑨阿夫利神社→⑩旧平塚分校(廃校)→⑪滝田家住宅→⑫浦部観音寺→⑬子安観音堂→⑭富塚鳥見神社
今でも当時の活況跡を探して、その痕跡ルートを辿る。 興味深深が続く!


月影の井 「鎌倉時代の日本三名井」(鎌倉「星の井」と福島二本松「日の井」と並んで)の一つだそうな。

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             探すのにちょっと苦労した。
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             昔はきれいな水がこんこんと流れ出てたとのこと。


浦部百庚申 「月影の井」から竹やぶの道を抜け県道へ出ると右手に100基庚申塔がある。
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  1839年造立、刻像塔10基+文字塔90基=100基の塔が県道を向いてズラリ一列に整列して建っている。

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 人々の無病息災や長寿を祈願する。たくさんの塔を建て、より多くの功徳を得たいという人々の願望。街道を行く旅人たちは、みなここで手を合わせ旅の安全を祈った・・・・と。

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 青面金剛像は庚申講の本尊。足元に三匹(見ざる・言わざる・聞かざる)の猿像・・・・両脚下に餓鬼を踏み付け、鬼は頭で金剛さんを支えている。

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出羽三山信仰の碑:百庚申塔群に隣接して立っている。なま街道筋では、出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)の信仰が盛んだった。このあと、街道では数ヵ所で「出羽三山供養塔碑」に出会う。



阿夫利神社 社殿はきわめて簡素、「石尊さま」と呼ばれ、崇められるようになった。
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 大鳥居:通りの三叉路に目立っている昔の鳥居は旧道をまたいで建っていたそうな。ここから700mも離れて神社がある。当時はさぞや広大な境内だったのだろう?

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             参道の石階段

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 社殿(拝殿・本殿・弊社殿)森の中に権現造り。銚子の海底より2個の青石を引き揚げると、村人に様々なご利益が起き、この石は当地に鎮祭され、「石尊信仰」が始まった・・・・と。

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       神輿庫:大小2つのお神輿が格納されていた。ちょっと変わったお祭りがあるらしい。

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             神楽殿の脇の石階段を上ると、奥宮と祠2つが鎮座していた。

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        太陽光発電パネル・・・・参道手前にあった。昔にこの設備があれば良かったのに・・・・・。


旧平塚分校校舎 明治6年開設、平成15年3月廃校(本校と統合のため閉鎖) 阿夫利神社から約1km。
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 全体がきれいに清掃されてる・・・・130年の歴史をつないできた学校・・・「良いものを見せてもらった!」・・・地域に愛されてきた小学校だったという感じが伝わった。

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             二宮金次郎像・・・久しぶりに出会った金次郎は、コンクリート造りだった。


⑪滝田家住宅 旧平塚分校校舎から約700m。築350年の「国重文」。江戸時代・手賀沼開拓時代以来この地に住む名主旧家で、茅葺屋根の古民家は今も居住されている。(再訪)
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浦辺仁王尊観音寺(浦部の観音さん) 滝田家住宅唐約700m
観音堂のほかに仁王門と弁天堂・閻魔堂などがある。(再訪)
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              仁王門

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 小さな池の浮島に「弁財天さま」がちょこんとほお微笑みながら祀られていた。「印西七福神」の一つで数年前に来たことがある。


→この後は、今も残っている「なま街道」に沿って「白井」の町を通り抜ける。この辺一帯は「白井の梨」畑が多く田んぼを転作したらしい。道端に多くの梨園直販所がある。


⑬子安観音堂と大師堂 通りの右側に大師堂広場があり立ち寄った。
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             左側は「子安観音堂」


→国道16号線を渡り、冨塚地区に入る。

富塚鳥見神社 鳥見神社は主に下総地方に鎮座、この地域には合計20もの鳥見神社がある。
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       正面鳥居:住宅地のはずれに鎮座する。何回か尋ねながらここを見つけるのには苦労した。

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 本殿:現在の神社は1812年建立のもの、竜が巻きついた意匠など各所に壮麗な彫刻が施されている。

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 「切られ庚申」:参道に多くの庚申塔が並んでいる。その一番奥にある「切られ庚申」は右背側面に大きくえぐられた傷がある。魚を運搬する鮮魚師(なまし)がある夜中に火の玉に襲われ恐ろしさの余り闇雲に刀を振るい誤って切り付けた刃跡だ・・・との伝承。

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      「歓喜天」像:人身象頭の聖天さま、男女二天が抱擁の姿。縁結びや子恵みの神様とのこと。



★次回最終回は ⑮鮮魚街道常夜灯→・・・・・・・→(終点)松戸の江戸川「納屋河岸」を訪ねる。


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